三隣亡知ってました?

選日の一つで、「建築に関することの凶日」とされています。その日に地鎮祭や上棟、引渡しなどを行うと「三隣亡」のその名の通り「3軒隣まで亡ぼす」などと言われてきました。なので建築儀礼は「三隣亡」を避けて執り行うのが通例です。

私はこの「三隣亡」、お家建てる計画が始まって住宅展示場のメーカー担当者の方から「来年は三隣亡ですけどいつ建てるご予定ですか?」と言われるまでまったく知りませんでした。

また私が住む地域では独自の「年間三隣亡」というものがあるのです。ある年すべてが「三隣亡」、なんとそれが亥、寅、午の干支の年になります。これらの年はお家を建てるのを避ける傾向があります。建てる場合は、前の年にお祓いをして「仮杭(または仮柱)」を建てて工事を始めたという印を現場に打ち込み、三隣亡でない年に既に工事に着工したしるしをつけます。

我が家も今年寅年で三隣亡なので去年敷地内に仮柱を立てました。冬の間は大雪で半分以上が雪に埋まっていましたが、今もしっかり建っています。

実は当初お義父さんとお義母さんはしっかり「三隣亡」を知っていましたが、三隣亡は避けようとかそこまで気にしていませんでした。近所の方に気にされる方がおりまして、仮柱で対応しました。「三隣亡」を知ってしまった今、自分のお隣りさんが「三隣亡」にお家を建てるって知ったらやっぱりちょっと嫌ですね。だって災いがおきるなんて絶対避けたい!ですよね。

お家が完成すればその先ずっと続くご近所付き合い、自分達はあまり気にしていなくても周りに気にしている人がいるかもしれません。良好なご近所関係が完成した後も続くようにお家を計画中の方はこの「三隣亡」を調べてみてはいかがでしょうか?

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